
こばと。 第09話の所感です。
町をうろつけば物憂げな人に出会うことができる、稀有な才能のこばとさん。
今回もうら若き女子高生のとてもちっぽけだけど、
本人にはとっても重大な青春時代ならではのお悩みに遭遇していました。
女子高生がメインだったので、画面が華やかでよかったですね。

川澄さんと福圓さん演じる幼馴染同士が成長するにつれて、疎遠になっていってしまい
喧嘩なんかしていないのに、話さなくなってしまう感じ。
経験がある方多いんじゃないでしょうか。
特にクラスとか離れると話しにくくなっちゃいますよね。
私もそんな友達何人かいた気がします。元々その程度の仲なんだろと言われたら
身も蓋もないわけですが、そこは言いっこなしですよ。
お話はストラップというキーアイテムのおかげで事なきを得ていました。
小さい頃からの知り合いなのに飾ってる写真が携帯の引き伸ばしかよ!
と野暮なことに気がいってしまいましたが、こばとさんは相変わらず可愛かったです。

今の時期は1話完結のエピソードを重ねて、コンペイトウ集めの努力と
こばとさんの魅力を視聴者に植えつけるところなんでしょうが、
素直に事が運びすぎて、正直ドラマとしては物足りなかったですね。
ストラップが見つかるくだりを長くして、福圓さん声の子が川澄さんに対しても
感情を吐露させてもよかったんじゃないかと思います。
カメラにかける情熱をぶつけるとか、一回ぶつかり合ってから
こばとさんが仲立ちをして仲直りするんだったら納得だったのですが。
ちょっといい子すぎました両方とも。
ゲスト話なんで、力を入れるところではないと判断したのでしょうが
こういう所にこだわってもらうと、もっともっとハートフルさが増して
泣けて癒される作品になるのではないかと思います。
そんな戯言でした。