
けんぷファー 第09話の所感です。

単なるTSもので適当にバトルかまして、おっぱいぷるんぷるんしているだけの
アニメだとタカをくくっていたらサクラさんのキャラクター立ちのせいで台無しですよ!
なんですか、あのクレイジーキャラは!最初怪しいと思われていた会長のほうが
よっぽど一途で可愛いじゃないですか!
しかもただ単に女ナツルが好きなだけの百合なだけのやつだと思っていたら
黒幕かい!
どこまで最初のイメージと覆させる気なんじゃあー!

という想いを真面目に見ている人は誰しも感じていることと思います。
でもまあ、意外性があってよろしいんじゃないでしょうか。
あのままのキャラクターだったら歯牙にもかからない凡キャラクターとして
終っていたでしょうし。
けんぷファーの魅力は様々な女性キャラクターの反転を伴った
内面的、視覚的なバラエティの多さと
井上麻里奈声のTSであるからこそ許せるナツル君のいじられっぷりにあると思いますが、
ここでこの作品独自のサクラさんという味が出てきました。
これは確かな作品の個性として作品が終っても視聴者の記憶に残るものになるでしょう。
これからどうオチをつけようがこの評価は揺るがないと思います。
それにしてもナツル君のサクラさんに対する妄信的な好意はなんなのだろうか
あれだけの事をされ、他の女の子にもモーションをかけられても微動だにしない
様子を見ると、好意をもっていること自体がサクラさんの
洗脳によるものなんじゃないかと勘ぐってしまいますわ。
…彼女なら普通にやりそうで困る。