
(ゴシックちゃんも可愛い納め)
GOSICK─ゴシック─ 第24話(最終回)の所感です。












推理モノの体で始まったアニメでしたけど、その実は時代に翻弄される
少年少女の純愛を描いたものでした。
シリーズ一連の事件がソヴュールの歴史とつながり、その闇を暴いていくのは
長編っぽい構成で面白かったんですが、その事件を推理ものに仕立てたのが
この作品のダメだったとこですね。だって、一つ一つの内容が稚拙すぎるんだもの。
穴がありすぎるというか、安直というか、真面目に考えるのも
馬鹿らしい暴論で解決することが多かった。
あくまでヴィクトリカとカズヤの心理描写のための1ギミックとしてしか
楽しむことはできなかったな。本当に描きたいことではないとはいえ、
尺いっぱいとってるんだし、もっと練ってほしかったよ。
ロスコーが実は双子でした~とかトンデモが飛び出すのがね(笑
ゾヴュール皇室の闇、ブロワ公爵とロジェの権力のせめぎ合い。
コルデリアの我が子に対する想いなんかが物語に華(というかは微妙ですが)
を添え、深みを与える要素にはなりましたね。
もっともコルデリアに関しては、そこまで気にかけているんなら、
ブロワから連れ去って一緒に暮らすって選択肢はないのかと、
思ってしまうものですが。
まあメインはあくまで、可愛いヴィクトリカとカズヤの触れ合う心の動き。
ここはさすがに申し分のない出来だったな。数々の事件をとおして、
強固な絆となっていく二人の仲むつまじい様子には癒されました。
お母さんがアレだったし、何歳になってもロリいままなんだろうな。まさに合法ロリ。
末永くお幸せに。
激動の時代に生きる少年少女の物語でしたが、第二次大戦が終わったのが1929年?
元々架空世界の話だからいまさらってことか。
カズヤはシベリアにでもいってたんですかね。世界情勢がどの様になったかは
分からんし、日本の勝ち負けも曖昧でしたけど、街の荒廃っぷりを見るに
そう結果は変わっていないように思えますね。
お世辞にも歴史モノと言える高尚さはなかったけど、時代に翻弄される二人って
儚さがアクセントにはなっていてよかったんじゃないかな。
ランクはまあBでお願いします。
ヴィクトリカは確かに可愛いけど、もう一つの柱になっている
推理パートのダメさや、色々雑で無茶なとこがね…。もっとちゃんとやってほしかった。
<TB送信先>
http://mitubatatibana.blog122.fc2.com/blog-entry-2217.html
http://blog.livedoor.jp/rin20064/archives/52194517.html
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-2039.html
理路整然とした難しいトリックより、荒唐無稽で派手でわかりやすいトリックが多かったですね。
もともとが滅びた富士見ミステリー文庫出身なので、ラノベ世代向けではいたしかたなし・・・
アニメになったことで、ゴロゴロゴシックちゃん、ふくれゴシックちゃん、音痴ゴシックちゃんが体感できただけでも良しとしたいですねw
記念にゴシックちゃんキャラソング(通好みver.)は出してほしかった
ゴシックちゃんは完璧だったんですけどねえ。
てかキャラソン出してないのかこれ。勿体無い。
あんだけ高いBD出すんだからキャラソンくらい訳ないだろ
うに。
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GOSICK -ゴシック- 第24話 死神の肩越しに永遠をみる
ヴィクトリカを手にかけようとするロスコーですが、その抵抗で自らが崖から落下…
自業自得ですね。
ですが、ヴィクトリカに救われて改心したようで、2人で逃げます。
追手として ...
[2011/07/17 02:50]
URL
ゲーム漬け
GOSICK-ゴシック- 24話(最終回)
第24話 「死神の肩越しに永遠をみる」
ハッピーエンドでした。
2人は再会出来ないで、心だけはいつまでも…な終わりでなくて本当に良かったです。
ヴィクトリカ
日本に辿り着くまでの苦労で、見事...
[2011/07/18 21:34]
URL
ワタクシノウラガワR