
(なかなか余韻のある終わり方)
C 第11話(最終回)の所感です。















あやふやな未来なんてものはうっちゃって、とにかく今現在が大丈夫なら
それでいいっていうミクニと、未来がなかったら今を生きる意味なんて
ないじゃないかと情熱滾る思想で相打つキミマロ。
二人ともゴチャゴチャと言っていますが、結局は現在生きている妹を大事にするか
未来=真朱と考え、真朱を守りたいかのぶつかり合いでしたね。
金融に関する知識がなくとも、人間らしいところに対決の本筋が落ち着いてくれたので
感情移入はしやすかったですね。
消え行く金融街と共に描かれる双方の別れのシーンはよかった。
いじらしい真朱のキスシーンにやられた諸氏も多かったのではないでしょうか。
ただ、Cが押し寄せるって8話からの展開が急ぎ足で、もっと丁寧に描いてくれたらって
思ったのも事実。いかにも思わせぶりなハナビより、先生のが補足多くなってたのがね。
ミクニがCが及ぼす破綻から日本を守るために、未来を犠牲にしていたのに対して
未来を犠牲にするのがとにかくいけないからと、Cの事を何も考えていないで行動した
キミマロにそこまで正義があったのかも疑問だし。
最後の最後で神っぽい人がやりたいようにやりゃあいいよってフォローしてたけど、
やっぱ引っかかるんだよね。
だってC食い止めないと住んでいる人間ごと国が消えちゃうんでしょ?
未来とかどうこう言ってる場合じゃないと思うんだけどな。
ここらへんの説得力をもっと出せてくれたら、もっと面白くなったのにねーって
惜しいと思いました。
とはいえ、円が消えた日本というショッキングな映像とか、
お金について考えさせてくれると共に、ほのかな恋心なんかも見せてくれて、
総合的には好きなアニメでした。
キミマロもまた多次元世界の観測者の一人になってしまったのか。
なんか最近こんなことになる主人公多いね(笑
真朱とはどうなるのかやら気になるけど、物悲しさが心地良いと言いましょうか、
よい寂寥感を残す終わり方だと思いました。
ランクはAってことでひとつ。
最近評価が甘いかなあ。いやいや当たりが多かったと判断しよう、そうしよう。
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[ C ] THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL 第11話 control(未来)
互いの守りたいものの為、目指すものは同じでもその手段の違いで激突する公磨と三國。
やはりアントレとしての実力も、アセットの強さも三國の方が上ですね。
Qの固有フレーショ ...
[2011/07/04 01:19]
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ゲーム漬け