
生徒会の一存 第04話の所感です。

このアニメのギャグは何らかの作品のパロディ、主人公の妄想、赤ちゃんいじり
に大別されますが、そのいずれもが低次元の笑いとなっており
無表情になること請け合いです。
特に主人公が一人語りを始めて面白いことを言うぞ…というシーンと
ちづるさんのドSボケのシーンはため息がつくほどつまらない。
体調が悪くなりそうでした。
互いが台詞をただまくし立てるだけで間というものが
考えられていない演出も寒さを手伝っているのでしょうが。
4話まで見てきて本当に笑えたのはラノベ風設定の段階を踏んだあとの
エコーオブデス兄さんのくだりだけですかね。あれは上手かった。
そんなギャグ一辺倒の作品かと思いきや、各話に挿入される
人情話にしたいけど、そうなっていない謎のやり取りが
作品をさらにわけの分からないものに仕上げています。
いい事を言っている風だけれど、筋がとおっていない。
生徒会の仕事を全て押し付けて帰る彼女たちと
それをよしとする主人公に私は嫌悪感こそあれ、好意を抱くことはありません。
みんな一緒のメンバーなのに、「仲間」であるという描写が希薄すぎます。
キャラクターを好きになれば評価も違ってくるのでしょうが
前述の理由から、私は好きになれそうもありません。
人情話なんてこのアニメに誰も求めていないのだから、
せめてエロとかパロディとか1つのベクトルに振り切って
お話を構成してもらいたいものです。