
(可憐だ…)
フラクタル 第03話の所感です。












世界のシステムにより、安定的な生活が約束され平和に幸福に暮らすことができる。
この事に何も疑問を抱かずに享受できる者、誰かに統制されての生なんてものは
真っ平御免と反旗を翻す者。どちらが正しいのかは大抵、後の歴史が勝者を
正義、敗者を悪と勝手に定義付けてくれます。
なので、この物語においてもどちらの側が悪とは判断できませんが
少なくとも闘争、欲求を忘れてしまった人間は堕落するということだけは間違いない。
今回のエピソードで、フラクタルというシステムに人間がどう抗っていくのか
というテーマのアニメなんだと決定付けられましたね。
一般人を巻き込んだテロ活動やって、テロ側にも被害が出しておいて
前回までの「世界は美しい」なんつーポワポワした展開だけで最後までいくとは
到底思えませんし。
気になったのはネッサという存在。フリュネがわざわざ僧院から持ち出したので
世界を変える鍵を握るってのは劇中でも触れられてましたが…
早々に本体のネッサの登場。でもドッペルの人格とは全く違う抑えめな物腰の子でした。
ネッサだけが特別なのか、ドッペルを使っている人全てがそうなのか
分かりませんが、システムを介して存在するドッペルは本来人間が持っている欲求を
発散させるための外部装置って考えはどうでしょうかね。
人間はドッペルという現実に生きる夢をもって自分のやりたいことをしているからこそ
本体はシステムに依存して生きられる…みたいな。
ネッサの奔放さを見ているとそう感じてしまう。
ただネッサのドッペルは好意を抱かない人間には触れない、電子機器を故障させる
という特質もあるみたいですし、やっぱ他のドッペルとは違う特別製なのかな。
生きている人間が感じていることにも興味津々だし。
ま、いくら考えても詮無きことなんですが、たまには妄想もしてみたり。
単純に手近な人間の形を模しただけですってのは勘弁ね(笑
今回で物語がまわりはじめて、楽しくなってきたなー。
三馬鹿の一人がやられてしまったのは悲しいけど、ネッサとエンリで可愛い分は
補給できるから全然戦えます!
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