
(男たちの想いは誠の旗の下に)
薄桜鬼 碧血録 第10話 (第22話)(最終回)の所感です。















隊士たちが史実通りに容赦なく姿を消す中、遂に最終ステージ五稜郭へ。
千鶴と風間というオリジナル要素が土方の運命をどのように変えていくのか。
他の隊士と比べ、土方はこの二人と密接な関係にあるので固唾を飲んで
最終回を迎えることになりました。
だって史実通りの戦争の敗北と土方、千鶴がどんな最後を迎えるかってのは
全く別の話ですもの。
最後の最後になって土方ならぬデレ方と言っていいくらいのデレっぷりを披露して
くれたし、二人には幸せになってほしいのが人情ってもんじゃないですか。
死にそうなシーンになる度、動悸が早くなりましたね。
ここで死んじゃうのか!ってもうハラハラものですよ。
そして、風間とのラストバトル。女は割って入れぬ侍同士の戦いってやつですね。
そんなところで戦ってる暇あるのかって理屈めいたツッコミが思いつかないほど、
この二人の斬り合いはごく自然なものに思えました。意地と意地のぶつかり合い。
それを察して、本当は止めたかった、無茶をしないでと叫びたかった、
それらの想いを押し込めて戦いの行く末を見守る千鶴。
いやー諸々熱かった。
ラストシーンは土方が生きたのか、死んでしまったのかどちらとも取れる
演出になっていましたね。これまた憎い。
でも私はやっぱり死んでしまったのだろうと思います。
千鶴には悪いけどそのほうが断然美しい。
ではまとめ。
時代劇の花の一つである新選組に鬼というオリジナル要素が加わったこの作品。
でも、歴史自体を改変するようなはっちゃけぶりはなく、
基本的に史実通りに進むお話でした。特に二期である碧血録にいたっては
鬼の人たちの出番の少ないこと少ないこと。
悪く言えばテキトーなまとめ方とも言えますが
これは時代の徒花、新選組の儚さを尊重したからこそのバランスだったと思います。
あくまで時代の影でこのような存在がいたんだよってif加減が絶妙でした。
主人公たちが破滅に向かってその生命を燃やしていくって物語は
エンターテイメントを主眼に置くと、暗くなってしまって中々に扱いが難しい。
それでも最後まで楽しく見られたのは、新選組隊士たちの
誠の魂の熱さに魅了されたからだ思います。
散っていくこそ花は美しいという日本人然とした情緒が私にもあったのだなあ。
千鶴の可愛さもあるし、ちょっとおまけつけてAランクにします。
いい最終回でした。
欲をいえば土方以外の隊士の最期も情緒たっぷりに演出してほしかったな。
まあ、くどくなり過ぎる恐れもありますがね。
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