
(…乙女だ)
おとめ妖怪 ざくろ 第01話












舞台設定は明治維新後の、西洋の文化がやっと馴染んできたかぐらいの頃
でしょうか。そんな日本に妖人と呼ばれる妖怪と人間の狭間に生きる物たちが
いたらーって設定のお話ですね。
男主人公側は軍人然とした将校さん。女主人公側は妖人とさらに人間との
ハーフっぽいお嬢さんたち。
わだかまりが多く、ちぐはぐなそれぞれのコンビが悪い妖怪を一緒に退治していく中で
仲睦まじい関係になっていく様子を描く、乙女チック妖怪退治浪漫
とお見受けいたしました。
このくらいの時代って和と洋が入り交じって旧態依然としている価値観と
新しいものを受け入れようとするそれとが交差している世相が
非常に人物設定に反映させやすい、面白い時代ですよね。
洋服の人と、和服の人が一つのシーンにいても気にならない、
むしろ双方のイメージがコントラストとなって画面を鮮やかに彩ってくれます。
おとめ妖怪という名に恥じない乙女っぷりを最初から披露してくれたざくろさん。
最初は嫌がってて、いきなり惚れて、また嫌いになって、最後はちょっといい雰囲気。
歳相応の落ち着きのない心模様と、それに負けない表情の豊かさに
心がもっていかれました。天真爛漫で快活な可愛さです。
中の人的なところで申し訳ございませんが、中原さんは
こーいった元気があってかつ、したたかさを兼ね備えた役こそが
彼女の魅力を一番引き出してくれるんじゃないかと思いました。
渚やレナといったキャラもいいけど、少々小悪魔的な魅力をもったキャラが
一番カチっとハマっていると思います。
賑やかさに花を添える妖怪たち、既に決められている三種のカップルの説明
それらの出会い、心の触れ合い、妖怪との戦い、大団円。
よく練られた1話でした。
多少、少女漫画よりな描写はあるものの、あくまで乙女たちの魅力を尊重し
異性を絡めることでより一層見せ場(萌えポイント)を作っている点は
今後を期待させる大きな点です。
こりゃあ期待ですな。
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(中原さんの声最高!!)おとめ妖怪 ざくろ 第一話 『いざ、妖々と』(感想)
「おとめ妖怪ざくろ」感想 視聴2回目です。
ニコニコ動画では途中終了でしたので・・・
[2010/10/07 00:40]
URL
失われた何か