
(六人はいつも一緒)
RAINBOW 二舎六房の七人 第26話の所感です。









戦後まもなくの日本の動乱期を時代背景に、置かれた境遇から仕方なしに
少年院にぶち込まれた少年たちの物語。
2クール作品となっていて、1クール目は主に少年院で虐げられる日々と
バラバラだった七人がひとつになっていく過程、2クール目は少年院を出てから
大人になりきれていないこの子たちがどのように夢を追い、生きていくのかー
ってのがメインのアニメでした。
最終回ではマリオが右手を治し、アンチャンの夢を受け継いで世界チャンプを
目指すーという、美談が語られる申し分のないラスト。
ええ、本当に優等生な構成です。ただ、しっかり作られすぎていて意外性が
少なく面白みがないのも事実。
それでも、少年院編から石原との決着をつけるまでは物語として一本筋が
通っていたので物語を楽しめることができたのですが
それとは関係のない仲間関連の話はこういっちゃなんですが、
心が動くことはあまりなかったな。
結局のところ、時代の流れと大人たちに虐げられる少年たちの
憤りを描く事が前提なので、まず一筋縄では成功しないんですよね。
その繰り返しになっちゃうものだから、ここではうまくいかなくて、
最後の一線で首の皮一枚でなんとか生計を立てていくってのが
規定路線として分かってしまう。いわばマンネリ。
正直1クールで終わらしたほうが作品としてのクオリティは高かったと思います。
物語に色々とケジメはつけてましたけど、2クール目は蛇足感が否めなかったなあ。
ランクはBでお願いします。悪いことされるつっても
石原と佐々木先生レベルのがいないと盛り上がらないわ。
ランクの説明は
こちら