
(高校生痴女とは…趣がある)
オオカミさんと七人の仲間たち 第12話の所感です。
最終回。といっても別段なにか盛り上がるわけでもなく、ゲストの貧乏少女が
リョーシ君を見初めて?っという軽いエピソードでした。
貧乏少女こと、マチ子さんがリョーシ君に惚れた動機は玉の輿を狙うという
強引というか頭にウジでも湧いているのか、
借金でどうにかなってしまったのかと疑うほどのものでした。
金目当てなら他によさそうなのがいくらもでいるのに
なんでリョーシなんだ…。彼にお金持ち設定なんて特になかったですよね。
というのがまず第一に引っかかるところ。マチ子さんの性格自体は前向きで
バカっぽいから嫌いじゃないです。こんなに押されたらそりゃタジタジにもなるわ。
もっともいきなり体を許してくる辺り、自暴自棄的な側面も強かったのでしょうが。

で、どうにも腑に落ちないのが借金問題。いくら御伽銀行が万能だからって
逃げた親父放置で借金チャラ、住むところも提供するとかドラマ性がなさすぎる。
当のマチ子本人もありがとうってだけで即リョーシ君との恋愛沙汰に思考が
シフトしてるし。そんな事より逃げた親父さんの事を思えよっていう。
惚れて一週間そこらの相手より、何年も苦しんできた借金生活とか想いを馳せる
要素がいくらでもあるってのにさあ。生きている人間の思考の導線とは思えませんよ。
尺が足りなかったにせよこれは酷い。
オオカミさんが記憶喪失になった回や、ちょくちょく出てきた羊飼くんの事も
そうですけど、やるだけやって何事もなく終わらせるエピソードが多すぎます。
そんな風呂敷の締め方するなら終始、御伽銀行でトラブルを解決する話で
まとめりゃいいものを余計な要素が多すぎました。
例えるなら、作中で主人公が交通事故にあった→カスリ傷で済んだ。
キャラクターの心情に別段深い感情が芽生えることも描写もなかった。
こんな事何回もされちゃあ消化不良すぎて胃がもたれますって。

原作の制約と監督の作風が全く合致していなかったとしか思えません。
せめて羊飼関連を前面削除して、ラブコメ要素を多くしていれば…。
絵は可愛かったし、素材も悪くなかったのですが
結局のところ何をしたいのかはっきりしないまま終わってしまいました。
技術の無駄遣いですね。悪い意味で。
まさに凡作。評価はBでお願いします。
ナレーションが台詞に被るとかそーゆー問題じゃなかった。
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オオカミさんと七人の仲間たち 第12話「おおかみさんとマッチ売りじゃないけど不幸な少女」(最終回)
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