
(この二人メインの話も久しいな)
けいおん!! 第18話の所感です。
文化祭の出し物の花形、演劇をやることになったっつーお話で
バンドの練習もどこ吹く風。軽音部はずっと劇の練習をやり倒していました。
クラスみんなで準備をする出し物ってことで、今までで一番クラスメイトの
出番があった回でしたね。ツインドリルの子とかポテンシャルの高いクラスです。
毎度のことですが、みんなの表情が豊かで面白かったな。律天国とか(笑
で、同時に律と澪のメイン回でもあったわけで、何かこの二人が
ここまでじゃれついているのを見るのはずいぶん久しぶりの気が。
腰が重い澪をなんとか律が引っ張っていく形は1年の頃から変わらずですね。
和ちゃんの人を動かす指導力も光っていました。直接説得するんじゃなく
おまえのためにみんなが頑張っているんだよと促すあたり、さすが生徒会長です。

後半は別のアニメになってしまったんじゃないかという、
正統派メイド装に身を包んでのバイト風景。人前に出るのを克服するっつーから
何かイヤらしい想像をしてしまったけど、かなり健全でしたね(笑
でも、どっかの広場でストリートライブするあたりが音楽ものとして
妥当なところなのにあんな喫茶で、しかも全員でバイトする事になるとは。
さすがけいおん!!あざといぜ!うん。嫌いじゃない。
律と澪のやり取りに隠れがちでしたが、律があずにゃんを怒る時しきりに
「なかの?」と叫んでいたのが印象的。いつもはあずさって言ってますもんね。
やられっぱなしの後輩が意地悪にやり返す様も実にほっこりする光景でした。
えー、話変わって日頃私が澪に対して思ったことなのですが、
このキャラクターは非常に危ういバランスの元に構成されているなと。
引っ込み思案で自分からは率先して行動を起こそうとしない、
いつもビクビクしているのが彼女の持ち味であり、そのうろたえている様が
萌えを助長しているものと捉えているのですが、このバランスを少しでも間違えると
ただのウザいキャラになってしまうんじゃないかと。
世間様では人気キャラクターということで、受けている属性なのでしょうが
私が見た限り、あざとい、うざいラインと可愛いラインの境界線を行ったりきたりで
評価が安定しないんですよ。
今回は主役をしきりに降りようとする後ろ向きに前向きな姿勢に
もう高三で自分勝手な事言っているなあと思う気持ちがどうしても
ひっかかってしまってですね。律がいなかったらどうしてたんだっていう。
ただ恥ずかしいから嫌ってのじゃなく、私なんかがやってもみんなに迷惑かけちゃうよ
的な心理描写も加えてくれると素直に受け入れられたと思うのですがー。

で、演劇の練習はこれでいいとして、バンドのほうは大丈夫なのかい?
先週必死こいて練習場を探していたような気がするんですが(笑
澪の人気は絶大な反面、人気面で競ってる唯と比較するとファン層が広くないのは、まさしくバランスがギリギリだからでしょうね
同性から見ると微笑ましさフィルターが半減するので評価が辛くなるはず
今回、唯が木Gなんて下手すればぶち切れてもおかしくない役を、かなり前向きに練習してたあたり対照的かなと
唯は唯でフリーダム過ぎてどうだろうと思う時があって、そういう場面では澪が常識人ぶりを発揮してるわけだから、それぞれのコアなファンが競いがちになるのも仕方ないかも
まあ、大抵のファンはどのキャラも好きでしょうけど(笑)
コメントどもです。
演劇への取り組み方は能天気な唯と及び腰の澪で全然違いましたねー。
ただ、クラスのみんなはそんな澪を選んだわけで。
…あれこんな性格なのになんでクラスの中で人気があるんだろう。
ほかの子との絡みが描かれないからこの辺謎ですな。
ファンクラブもあるし、学園のアイドルってことで選ばれたってのが
ありがちな理由かな。
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