
(この作品に限っては信者とどんなに罵られようが嘲られようが構わない)
紅 kure-nai OVA♯1の所感です。
2月に予約していた紅の漫画版単行本5巻に付属されるOVAがやっとこさ届きました。
キャラクターデザインはテレビ版と違い、原作準拠となってしまうものの
その他のスタッフは声優含め、同じだということを知りずーっと楽しみに待ってました。
内容は原作の水着回をチョイスしたものと、銀子のノーパソが壊れたオリジナルエピソードと
紫の絵日記作りを手伝う夕乃さんと銀子のオリジナルエピソードの計3本。
リン・チェンシンの役どころの違いや全く出てこない弥生さんで、テレビ版とはパラレルワールド
だってのがよく分かりますね。テレビだとただの戦闘狂のリンが
原作だと紫狂だとは知りませんでした。
うん。ありだと思います。他の登場人物はさほど変わりはないかな。
闇絵さんと環さんがアニメより強キャラ臭がしてるくらいか。
漫画の方読んだらわりかしバトル漫画してたので、そっち方面の役割を果たすために
達人って設定なのかねえ。

とりあえず、映像化されたものに触れていきましょう。
最初は九鳳院グループのプールに遊びに来た五月雨荘やヒロインの面々が
逆恨みの素人テロに巻き込まれる話。
夕乃さんのオッパがオッパオッパしてたのが印象的でした。
銀子を牽制する目が安心の卑しさで私の心もホッコリ。アニメでは出てなかった
斬彦さんの活躍もありトラブルは無事に解決していました。
私がここで感じたのは先述のとおり、リンさんの過保護っぷりと紫の無邪気さ、
銀子と夕乃の変わらない真九郎ラブラブオーラってとこでしょうか。
もちろんテレビ版と変わらない掛け合いの妙もちゃんと入っていて、
ああやっぱり楽しいなあと。
原作をあまり読んでいないので前後がどうなのかは知りませんが、
とりあえずお帰りーな回でした。

次、銀子の回。アニメ版だとバレバレだったとは言え、紫にエピソードの大半を取られ
ろくに出番のなかった不遇の子にもやっと光が。
真九郎が一番肩肘を張らずに話すことができる女の子ですから、そりゃあポイントも高い。
〆はコテコテのオチでしたが、それに至る夕乃さんのボケ、銀子の必死さ、真九郎のヘタレさが
面白くて満足でした。こんなに思いを募らせているキャラクターが
テレビ版ではオミットされていたのか。勿体無いですね。
いや、むしろここまでのモノだから尺の都合上オミットせざるを得なかったのか。
真九郎も罪な男です。
そして最後、紫に振り回される銀子と夕乃さん。この回はヒロインズたちの表情を
とにかく出していこうとこのスタッフ陣なりのサービス回だったと思います。
安易にエロにいかない天邪鬼なところがらしいですね(笑
存分にスポーツを満喫している紫にバテバテの他二人。
つか夕乃さんがバテて紫が元気ってどんだけ体力あるんだ。
下手な設定はいらんから子供ならではのバイタリティってことで済ませてほしいところだけど。
多分そこまで深くは考えていないだろうなぁ(笑
紫のベストショットをファインダーに収めようとするリンさんが輝いてました。

んな感じで、今回のOVAは紫より銀子と夕乃さんの出番が多かったように感じます。
テレビ版の反動かな?
演出も音楽も同じで変わっているところはキャラデザだけ。
紫の目がたまに怖かったけど、それ以外はアニメ信者の私でも
受け入れられる出来だったと思います。
バトル展開に傾倒するのはまっぴらゴメンですけど、とりあえず同じスタッフで
次を作ってくれるなら文句はありません。
ああ、ハガレンみたいに作り直しだっていいのだよ?
ナンバリングに#1と銘打たれているのを信じて、今後も続きが出ることを祈っておきます。