
(少し面白くて不覚にもウルってきた。これが監督力か。)
迷い猫オーバーラン! 第12話の所感です。
最終回は前回やたらと陰鬱な雰囲気を放っていたノゾミメイン回。
悪乗りであったブルマとスパッツの戦いはお目汚しにしか過ぎなかったけど
話の主幹はわりといいお話。これまで「にゃあ」くらいしか言わなかった
ノゾミがやっとキャラクターを出してくれました。
涙を流すシーンまでのもっていき方が強引すぎました(後述)けど
演出の力なのかちょっといいなって思っちゃいました。
初めて家族ができたってわけですね。
孤児院を飛び出した理由が自分がいると他の者が幸せでなくなるという
理解が苦しいものだったのは残念でした。
自分だけが幸せになって他人が不幸になるのが嫌という性格。
みんなで幸せになろうって主義ですね。パトレイバーの後藤さんかっての(笑
頭がいい子なんじゃないのかこの子は。
話の綻びが目立つせいか、出て行った後も家族として付き合える程仲がいい
孤児院なら、家出しなくても解決できるんじゃねと突っ込みたくなる衝動が
抑えられません。もったいぶった割りに理由付けが弱すぎるなぁ。
能登いい人だし、普通に帰ってやれよと思った。

ここら辺に目を瞑れば、タクミの事を素直に好きだと言い出した保健室のシーンなんか
フミノ、ウメノモリ含めて普通に可愛いシーンだったので、
案外楽しくは見られたんですけどね。
熱が出てるっていうのに結局二人三脚を完走した雑な感じはいつも通りでしたが(笑
毎話監督を変えるという手法が話題になったこの作品。
確かにバラエティ豊かなシリーズになってましたが、奔放すぎる設定のせいか
各ヒロイン本来の魅力の掘り下げ、キャラ立ちが不十分だった。
単一のエピソードとして見れば、楽しめる回はありましたが
全体で見るとやはり、作品としてやりきれたのか、何がやりたかったのか
疑問が多い作品です。
まーそんなわけで予告の佐藤と鈴木の分を加味しても評価はBってことで。
そう言えば、やたら黒幕っぽかったゆかりん声のお嬢様はどこいった?
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迷い猫オーバーラン! 第12話「迷い猫、決めた」
良い展開でした
[2010/06/23 07:38]
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記憶のかけら*Next
迷い猫オーバーラン! 第12話 「迷い猫、決めた」 感想
自分に素直に―
[2010/06/23 17:52]
URL
wendyの旅路