
(絵面はカッコよかったんですけどねえ)
いちばんうしろの大魔王 第12話の所感です。
魔王に任命された主人公が神々と呼ばれる旧体制のシステムを撃ち滅ぼし、
世界を人間たちのものにするための闘争の物語。に最終的になってました。
1話から7話までの学園ファンタジーラブコメを8話からの急激な展開で
神々との戦いというシリアスなバトルものにもっていったのは、物凄い方向転換。
物凄く強引な手法ではありましたが、新人物や新設定をポンポンと出したわりには
破綻していなかったし、物語を理解することもできました。
ただ、軽い。軽すぎる。次々とシナリオのポイントを消化しなければいけなかったのか
エピソードの一つ一つに重みがなくて、余韻に浸る前に次の話って感じだったので
物語を理解はできても、楽しむまでには至らなかった。

あと、これが最大の問題だと思いますが単純に面白くなかった。そりゃあそれまで
学園ラブコメ見せられていたのに、、世界の命運をかけたバトルやるぞー
って言われても、あれそんなアニメだったっけって思うに決まってますがな。
神々との戦いってのも使い古されてるし、色々と心理描写を端折って
進行するものだから、最終決戦でも熱くならなかった。
色々な人物の想いが交錯して、バトルは彩られるものだというのに
その積み重ねがないままたった一人の最終決戦やられても
感情移入できるわけないです。
1クールに詰めるには無茶な構成だったとしか言いようがないです。
原作のストーリーに足を引っ張られた故にこうなってしまったのか
半分までは楽しかっただけに惜しい作品になりました。
後半ころねの出番が急激に減って、最終回も少ししか出番がなかったのが
私のきわめて個人的な不満であります。いい子だったのに。
評価は残念ながらB。凡作になりましたな。

ころねメインの6、7話だけは正義。
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いちばんうしろの大魔王 12話 「おしまいは完璧?」
そして第1話に戻るw
[2010/06/19 16:08]
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