
(さすがに小首傾げすぎだろう…くやしい、でも可愛い!)
Angel Beats! 第09話の所感です。
音無の過去。絶体絶命都市。彼の行動があまりに模範的すぎるそれだったので
極限状態で自分がとる行動が果たして何になるのか考えてみました。
全員で生きるために人事を尽くすのか。
不幸な自分をはかなく思ったまま、自暴自棄のうちに生涯を閉じるのか。
生きることへの渇望をむき出しにして、自分一人だけ助かればいいと
ペットボトルを奪いボコられるのか。
美しく振る舞い、最後のときまでそうありたいと願うのが平時の人間の考えだろうけど
それもおまんまが満足に食べられるからこそ。
なるべくならこういった事態には陥りたくないものですが、生きているうちには
さすがに何か起きるだろうしなぁ。地震大国だし。
ってテーマはこの作品で語るところではないですね、すみません。

えー、献身的な音無の行動もそうですが、何といってもポイントはドナーカード。
ゲストキャラクターは生きる意味がこれで出るみたいなことを言ってましたけど、
私は他人を思うことからでた行為ではなく、自分が生きた証をせめて残したい
という欲求からきたものだと思う。
自分がいますぐに死んでも世界が続くのは当然なんだけど
この世界に存在していたことを誰も把握しないまま過ぎていってしまうのは
あまりに寂しい。虚しい。
少しでも自分が生きてきたことを世界に刻み付けておきたいのは
有限な時間を生きている生命みんながもってる欲求だと思う。
ブログでネットの記録に残したり、弱い立場にいる人間を助けることであったり
勉学に励み書物を書いたり、子供を産んだり、それは人の生き方によって千差万別。
かく言う私もネットの端っこで粗末なブログをやっているわけですから
少なからず、こういった思いはありますね。

話が作品からズレすぎました。
自分の痕跡を残すのはいいんだけども、全員ドナーカード所持ってのは驚いた。
どんなモラリスト大国なんだっていう。
役所から強制的に配布されているとしか思えない用意のよさ。
これは演出過剰でしょう(笑 おいおいって突っ込まざるを得なかった。
回想から覚めて、光が射した病室で差し伸べられる白いたおやかな手。
見上げたらそこには天使がいました。これは狙ってる演出ですよね。
私にも確かに天使が見えた。
世界の理を全て暴露して、謎もほとんど解けたし、あとはストーリーで勝負するしかない。
青春時代をまともにおくってこれなかったってことは
やっぱ全員鬱エピソード搭載なんでしょうね。
これから延々とそれらについて、語られると気が滅入ってくるのですが
そこらへんどうにかうまくやってくれませんかね。
来週はユイのが語られそうだけど、鬱ものの定番、イジメか、性的暴力がくるのかなあ。
ああ、心中穏やかじゃないですよ。
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Angel Beats! 第09話「In Your Memory」
再び対立の構図に・・・
[2010/06/01 22:22]
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