
(ジャカジャカジャンジャン、ジャカジャンジャカジャン↑ やっぱこの子おもしろすぎるよ)
けいおん!! 第03話の所感です。
この作品は登場人物全てが絡み合って、キャッキャしながら
面白さを創出するタイプだと思いますが、今回はりっちゃんメインで話が進み、
あまつさえ一人語りさえあるという、珍しい展開となりました。
個別に一人だけ掘り下げる回なら尚のこと。
リツ自身、過去の映像を見てドラムが地味だと思ったのは本当だと思いますが
別にドラムが嫌いになったというわけではなかったと思う。
ほんと軽い気持ちで他の楽器をやってみようかなという思いつきが
思い込みの激しいユイに必要以上に心配されて、よく分からない
励まし方をされるわけですが、それがきっかけで今まで夢中でやってきた
自分の原点を見つめなおすことになったという。
このくだりが、バカやって、萌える行動をして、可愛く見せるだけのキャラクター
ではなくどういう思いで音楽をやってきて、考えて、行動していたのかについての
強烈な説得力をもった描写になっていた。
リツのエピソードに絡めて、ミオの音楽観や仲間同士が仲間を想う心を
描写してきて、非常に今回の話は感慨深い仕上がりになっていたと思います。
3年生になるまで、話していなかったのかよという野暮なツッコミは
この際置いておくとして。

前期の売り上げもあって、この作品は望まれる完成度のハードルが
ひどく高くなっている。可愛くて当たり前。
じゃあ萌えアニメで可愛さの次に何が必要かと言われたら、
キャラクターそのもの人間としての魅力に他ならないわけで。
何をどう考え、何でそのように思うのか、行動したのか。
筋の通った理念を示すことで、生きているキャラクターを感じることができ、
そのようなキャラクターは自ずと視聴者の心を掴む。
私はそう思います。

えー、なんか頭デッカチなこと書きましたが、
とにかく今回もみんな可愛くて楽しかったです。
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けいおん!! 第3話
けいおん!!の3話は、律がドラム辞めたい発言…他の楽器を試したり等々。
[2010/04/26 01:51]
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ホビーに萌える魂