
(最後まで幼稚園児にハッパかけられる男の人って…)
はなまる幼稚園 第12話(最終回)の所感です。
Aパートは杏の家でクリスマスパーティをやる準備の時点で
杏が寝てしまい、そこで見た意味深な夢の内容のお話。
大人の体になってツッチーとお似合いのカップルになるんだーっていう
どっかの回で妄想していたものが夢となったようですが、
今回は毛色が少し違うようで。
大人になってその喜びや楽しさを知るうちにいつの間にか忘れていた
ツッチーへの想い。
これは彼女が現実に抱えるであろう、園児から大人になるにつれて
揺らいでしまうツッチーへの想いを比喩したものだと受け取りました。
バスの中で出会って、何とか思い出すもののラストのキスシーンでは
喜びではなく、悲哀の感情からくるであろう涙が。
5歳の女の子の思考でここまで考えるのはスゴイと思いますが
今の関係を彼女自身が1番脆くて崩れやすいものだと認識しているのかもしれませんね。
ちょっぷり切ない、実によいエピソードでした。

そしてBパート。ツッチーがサクラ先輩の恋のキューピッドだったというお話と
再度ヤマモト先生にアタックしようとして、未遂に終わる話。
「好きって気持ちはなによりも強いのだから」
ほんとツッチーは過去に遡るとイケメンになりますね(笑
この言葉に後押しされて結婚したカップルの子供が同じ言葉を使って
自分を励ますとはなんと数奇な運命。
5歳の女児にあそこまで言われて奮い立たなきゃ男じゃない。
告白のほうはヤマモト先生のレベル5能力「恋愛不感症(フラグクラッシャー)」
によってまたしてもスルーされてましたが、少なくとも
悪くは思われていないのだから芽はありますよね。
つか、今回は全編通じて杏ちゃんが正ヒロインとしての貫禄を見せ付けたというか
ほんといい子で、いじらしくて、悩み多き幼女なんだなぁと、愛くるしくなりました。
歳が離れていることと片思い相手に好きな人がいるってこと。
両方の難問に小さいながらも、懸命に向き合おうとする姿勢は胸を打つものがあります。

でー、今回普通に終わっちゃいましたが最終回なんですよね。
ツッチーとヤマモト先生は全然進展していないし、妹の出番少ないし
チワと漫画家先生も全然だし、杏他の園児たちの振る舞いをもっと見たいしで
全く持って足りませんよ。是非続編希望です。
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しあわせになってほしいから… 「はなまる幼稚園」 第12話の感想。
「あきらめちゃダメ!」
[2010/03/30 16:19]
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あるアッタカサの日常