
(この回は何度見ても面白いなぁ。大好きだわ)
紅の所感です。
一見するとリアリティのある絵ですし、硬派にオシャレにお話が進んでいくと思われた
この作品ですが1話を見てそれは覆されました。
なんだこの「ペドアニメ!?」もちろんいい意味で、です。
守る対象であるところの、紫のリアル幼女描写に力が入りすぎ。
仕草一つ、声一つとっても、子供を持っていない人が思い描きそうな
幼女を見事に体現していてなんというか、庇護欲が滅茶苦茶駆り立てられます。
この感情は容易には抗えないです。
ちなみにこんな回りくどい言い方したのは私が独身なせいでして。
扶養家族をお持ちの方はまた違う感情を抱くのではないかと危惧した次第。
だがしかし、ただの幼女アニメだと思うなかれ。「萌え?」と単純な記号では
片付けられない、確かな魅力があります。

とにかく、登場人物の細やかな心理描写と演出が憎い。
各キャラクターが脇役に至るまで憎らしすぎるほどに人間味溢れているのが
このアニメの最大の肝だと思います。人間が嫌だと思うときに出す「イヤ」な顔。
嬉しいと思うときに出す「ウレシイ」顔。
とにかくその表情、演出細やかさに心が射抜かれました。
録音方式がプレスコ
(絵を作る前に声優さんの声を録音してそれに合わせて絵を作る方式)
ということで演技の面でもさすがといった真に迫るものを感じました。
略すと迫真の演技ってことです。こんなもの聞かされちゃ
物語に入り込まざるを得ないです。
ほんと声優さんもスタッフさんにもありがとうと言いたいです。

ヒロインが紫という7歳の子供ってことで、ロリコンアニメという
カテゴリに入れられがちですが、20台の女性達の魅力も
存分に味わえるアニメだと私は思います。
カワイイと思えるところがあれば、年をとっていようが、
とってなかろうが関係ないのでそこらへんでも非常にご馳走様な作品でした。
アニメキャラらしくない俗っぽいところにもニーンマリしちゃうんですよ。
これはもう見てもらって感じてほしい所ですねー。

一応の最終回を見たこの作品ですが、原作が続いてるみたいだしまだまだ先を見たいと
思わせてくれる終り方。普通ならキレるところですがこれに関しては
「頼むから同じスタッフで続編を作ってください!!」
と懇願したい気持ちでいっぱいです。ほら早く。早くキャッキャウフフさせてくれー!!
シンクロウ君がホウヅキカッター出し惜しみすぎとか、結局話し合いで済むのかよとか
お話上では惜しい展開もありましたが、心に沁みるアニメでした。