
(まろび出る美少女臭、これは…ありがたい)
あにゃまる探偵キルミンずぅ 第17話の所感です。
1話以来、感想を書いてきませんでしたがそれは幼児向けとしても
大きいお友達向けににしても、安定しすぎている出来だったためです。
人が死んでしまうような衝撃的な事件や、苛めなどの陰湿なイベントもなく
登場キャラクターが敵含めちょっと抜けているのが微笑ましい
見た目の第一印象を裏切らない「可愛さ」が詰まっている作品。
魅力がこんなにもストレートに出てると逆に書きにくいんですよね。
一言で終わってしまうので(笑

ただ、あえて他の魅力を書くのならば、変身能力で戦うのではなく
動物との会話や動物特有の能力を用いて、事件を解決するところですかね。
幼児向けでは安易に繰り返される、敵が出る、悪いことする、変身する、
苦戦する、決め技でフィニッシュ!というお決まりの展開が
このアニメにはないのでマンネリ化せず、退屈なしに見ることができます。
まあ、探偵団結成以降そこは警察に任せておこうよという事件も増えてきて
特に今回の不法侵入するくだりは倫理的にどうなんだろうと思いましたが、
来週はなんとみんなお待ちかね、カノンちゃんが間違った方向へ頑張ってしまう
ご褒美回のようで。これはテンション上がらざるを得ない。
動物との相互理解を深めるというテーマとともに、端々に環境破壊へ警鐘を鳴らすメッセージが
込められている描写があるのも、過去に地球少女アルジュナを作った
河森さん原案ならではってところでしょう。見ようによっては深い作品になるかもです。

んなこと考えずとも、リコやケンのいかにも子供らしいやり取りに癒される、
ナギサお姉ちゃんの美少女すぎるところに蕩ける、
カノンちゃんの分かりやすい嫉妬と求愛行動に萌える
敵っぽいアニマリアン連中の突飛な行動を笑う等々
とにかくキャラクターが可愛い作品です。
あとはカノンママが何を目的に動いているのかですね。
今回明らかにお金目当てで窃盗してましたが
それは目先の資金繰りのためなのか、遠大な計画があってのものなのか。
スタンスを変えず、着地してもらいたいもんです。