
(頬杖をつく女の子って、いいよね…)
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第4話の所感です。
2話、3話とそれぞれ部隊の先輩との親交を重ねてきたカナタさん。
今回は戦車いじりであまり喋らないノエルさんとの当番回でした。
カナタさんがおっしゃっていた兵器を使うのは所詮人間云々?は
正直、手垢に塗れすぎている物言いなんでどうもこうもありませんでしたが
そんなんで感銘を受けるほど、ノエルさんもまだまだ幼いということなんでしょう。
それとも単に励まされたことが嬉しかったのかな。
カナタさんと仲良くはなりましたけど、彼女や他の隊員含めどのような経緯で
部隊に配属されたかは明らかにされていませんから、
キャラクターの掘り下げはまだまだこれからですね。
尺の都合もあるでしょうし、全員は無理としてもリオさんの過去と
カナタさんの過去は共通の登場人物がいるみたいなんで、これだけは抑えるでしょう。

えー、今回のラッパを吹くくだりにしても
世界はこんなにも美しく輝いている、生きているって素晴らしいという、
人間はおろか自然さえも内包して描くスタンスは1話から変わらずですね。
これもひとえに作画力のなせる技です。ディテールが違いますわ。
こんな世界を踏みにじる奴らがいる、そいつらからみんなを守るために
私たちは戦う!という熱い展開への伏線なのか、このままのんべんだらりと
過ごしていくのかまだ定かではありませんが、兵隊は死ね!と呪詛を投げかけられた
伏線を見るに、戦ってくれると信じてます。
あの多脚戦車の勇姿を見るのが今から楽しみです。

隊員とのエピソードの脇に、旧文明の遺産やら、この部隊の意義だとか、
カナタの憧れの人など、着々と伏線を張ってきてますので、
萌えだけじゃなく、やることやっている感じ。
たぶん順番からして次回はメガネ隊長との話なんでしょうが、その後の展開で
この作品独自の魅力が出てきてくれると祈っております。
にしても、あんな精神論でラッパ吹けるようになるのは…
やっぱり才能だと思うんだ。