
ささめきこと 第13話(最終回)の所感です。
百合コメディとして、確かな存在感を与えてくれたこの作品も最後は
しっとりと、村雨さんと風間のどうってことはないけど、お互いを思いやる気持ちを
描き終わりました。
1話のエピソードと今回だけを見れば、正統派百合アニメとして
太鼓判を押せるのですが途中のエピソード郡を見るにそいつは無理ってもんですね(笑

なんと言っても村雨さんのキャラクターがおっさんすぎることに大きな原因があります。
黙っていれば長身でスラリとした黒髪のお嬢さんなのに、風間のことになると
鼻の穴が広がって、とてもじゃないけど清純なモノローグには浸れなさそうですし。
当初は村雨さんばかりが、風間のことを想っていましたが、ラストのほうでは
風間も無意識に村雨さんを意識しだしている感じで、そこは微笑ましかったですがね。
まあ、女の子同士が(一部男の娘もいますが)元気に遊び、学園生活を謳歌している
ことを楽しむという意味では中々の出来だったと思います。
BLも然り、同性の恋愛って清らかなイメージで描かれることが多いので
嫌悪感を抱きにくいですしね。
村雨さんのキャラの濃さと百合アニメ界に一石を投じたことも評価して
ランクはAにしときます。
ラストのシーン見てたらおまえら付き合っちゃいなさいよ!
と思わざるをえませんでしたが、焦らせることこそ恋愛モノの真理ですしね。
付き合ってから先のいざこざは生々しくてあまりこのアニメには
向いてないと思いますしー。

最後に、12話で村雨さんが夏でもブルマにオーバーニーソックスだったんですが
あれって現実にアリな組み合わせなんですかねぇ?クラナドの杏とか。
ブルマ自体がもうファンタジーの代物であることは重々承知しているのですが
さすがに違和感を覚えたので。