
一応見ていたので、うみねこのなく頃に 第26話(最終回)の所感です。
この作品が推理モノである、そんな風に思っていたことが僕にもありました…
1クール過ぎた辺りからでしょうか。魔女関連のエピソードに傾倒しだした時に
ん?推理は?と思い始めましたが、それから延々と続く過去と現在と未来を
交えた話でこのアニメ…なにがやりたいんだ一体!?と困惑は失望に変わりましたね。
なんか、思いついた話を適当に詰め込んだとしか思えない
ハチャメチャっぷりなんですもん。いきなり未来に飛ぶとか、
悪魔たちがフトモモ丸出しのちゃんねー軍団とか。真面目に見ていた人は卒倒しますわ。
推理モノじゃなくて、現代ファンタジーでしょこれ。
魔法を否定して殺人の真実を暴くっていう主人公の主張とは裏腹に、
魔女がいることが前提としてずーっと魔法の定義やら、根源が説明されるもんだから
どういう立場で物語を見ていったらいいか分からなくなりました。
肝心の推理パートらしきところも、食い物の中に小型爆弾が仕込まれていたなんて
素っ頓狂な展開するものだから…
推理モノをそこまで読み込んでいるわけではないですが、
あり得ないでしょこの推理(笑

と、まあ文句を並べ立てましたが残虐性に満ちた数々の絵と演出、
Sっ気たっぷりな女性たちの嘲笑の多用、
うりゅ?という萌え声の断末魔で死ぬサクタロウなどなど
話を気にしないで絵だけ見ている分には相当楽しませてくれた作品ではあります。
何回爆笑させられたか分かりません。
ベアトリーチェがしおらしくなると、その後にな?んちゃってバ?カ!と
変顔で煽ってくれるんじゃないかと、最終回に至っては期待さえするようになりました。
推理モノではなくて、あくまでバカアニメとして見れば良作かもしれません。
ただ、物語の構成力のなさや支離滅裂さを鑑みてランクはBとしておきます。
ああ、全然まとめきれてねーじゃねーかとか、そこら辺は考慮に入れてません。
演出が面白ければよし、な作品だと思ってますので。
それにしても伊藤さんの声は至高だなぁ。あの声で罵られるのはいいものだ。
25話とか田中さんとタッグでくるし。マジでゾクゾクするわぁ。