―――――――――――――――――――――――――――――――――――
01,HEROMAN,C
02,みつどもえ,S
03,生徒会役員共,C
04,GIANT KILLING,C
05,黒執事II (2期),D
06,あそびにいくヨ!,E
07,会長はメイド様!,A
08,けいおん!! (2期),S
09,祝福のカンパネラ,C
10,夢色パティシエール,x
11,世紀末オカルト学院,A
12,戦国BASARA 弐 (2期),C
13,MAJOR 6th season (6期),x
14,RAINBOW 二舎六房の七人,C
15,家庭教師ヒットマンREBORN!,x
16,あにゃまる探偵 キルミンずぅ,S
17,オオカミさんと七人の仲間たち,D
18,裏切りは僕の名前を知っている,E
19,ストライクウィッチーズ2 (2期),B
20,セキレイ Pure Engagement (2期),C
21,ザ・ペンギンズ from マダガスカル,x
22,学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD,B
23,バトルスピリッツ 少年激覇ダン (2期),x
24,ポケットモンスター ダイヤモンド&パール (3作目),x
25,スターウォーズ クローンウォーズ シーズン2 (2期),x
26,モンハン日記 ぎりぎりアイルー村 アイルー危機一髪,x
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
{総評、寸評など}
該当作品記事からの抜粋となります。
元記事を読むには←にある記事リストか、サイト内検索をご利用ください。
〈HEROMAN〉
ヒーローマンとは結局何だったのか、ゴゴールが黒い玉を各地に飛ばした理由は?
とか遣り残したことはあるものの、メインシナリオがこの体たらくじゃ
明かされたとしても面白さにそう違いはなかったでしょう。
最初は期待していただけに、悲しいです。
ミナミをラストカットにもってくるとか、
そこは宇宙からの新たな侵略者にしろっての!
まさに作画力の無駄遣い。
〈みつどもえ〉
ぷにぷにっと可愛らしいキャラクターから
容赦なく繰り出される他に例を見ないえぐいギャグ。大方は勘違いから始まる
みつどもえワールドに初回(チクビ)から引き込まれ
最後まで楽しく見ることができました。
こんなに声を出して何回も笑ったアニメは早々ありません。
笑いの爆発力が凄まじいアニメで毎週が楽しみでした。
〈生徒会役員共〉
最終回が顕著でしたが、容赦のない下ネタに慣れたとしてもこのシリーズのスタッフは
コレジャナイ感があるネタを入れて、絶妙に外してくる事が多かった気がします。
私がよく覚えているのはいきなりパイプ加えている
船長が出しゃ張ってくるエピソード。あれは見るのが苦痛だった。
会長のデレやツダのツッコミ、スズヘッド、畑さんといった
いい素材はあるのに生かしきれてなかった。
つーかこれらが頑張ってもそれを打ち消す前述のマイナスイメージのが
強かった印象です。全てのネタひっくるめて好きな人っているのかな。
余計なことさえしなけりゃいいものを…。
〈GIANT KILLING〉
スポコンモノでは大概弱小チームが強豪を倒す形が花形ですが、タイトルが示すとおり
このアニメもそれを地でいっていました。確かに名古屋や大阪の試合では
それを成し遂げていましたが、何といいましょうか。堅実すぎて花がないんですよね。
サッカーには明るくないので、現実志向なんだって言われればそうか。
としか答えようがないのですが、奇想天外で何が起こるか分からない
試合のドキドキ感が足りなかった。
派手で現実離れした描写をこのアニメで求めること自体がナンセンスかもしれませんが
私の心を波打たせる展開があまりなかった。
〈黒執事II (2期)〉
記憶を取り戻し、悪魔となっていつまでも二人一緒の主従関係。
これ以上ないハッピーエンドでしたけど明るい空気には決してしないで、
セピア色で儚いラストに仕上げるのがいかにも女性的だなあと思いました。
壊れそうで生の空気を感じないモノにこそ美しさを見出すのは
女性向け作品一般に通じるところがある美意識だと私は思います。
〈あそびにいくヨ!〉
お飾りのバトルシーンや視聴層と食い違う人をターゲットとした外した感のある
パクリネタというB級感には目を瞑るとしても、キャーティアって設定を
全然生かさないまま地球人の女の子、それもモヤモヤとしてスカっとしない片思いに
重きを置いた理由は何だったのか。
確かにキャラクターの心理描写を深く掘り下げることで、キャラの厚みは増しますが
好きになっていないキャラでそんなことされても単純に面白くない。
あとこーゆーことはTPOを弁えてやってください。
メインヒロインであるはずのエリスがマスコット扱いとか悪い意味で驚きですよ。
〈会長はメイド様!〉
終盤に出てきたヒナタが放置されていること、ウスイの謎が謎のままで終わるなど
やりきっていない事は数あれど、全然気になりませんな。
そう思わせるのは会長とウスイの無敵カップルぶりと、
キャラクターをディフォルメし、画面狭しと動かすゆる?いギャグ。
安易に使われそうなトラウマ設定を最小限に抑え、元気に陽気に
ラブコメを作ってくれました。
さすがデジキャラットの監督さんです。
ウスイはただひたすらにイケメンでしたが、そんな彼が時折見せる
会長がどうしようもなく好きなんだなと思わせる素振りで全て許せた。
実に微笑ましいです。
会長はテンプレートな動きの元気爆発系の優等生キャラでしたが
そのストレートさ故に分かりやすい仕草と、直球なところがたまらなく愛おしかった。
〈けいおん!! (2期)〉
いまさら語るべくもないかもですが、オタクが嫌悪感を湧かない、
毒が一切ない「可愛らしい」をそのまま形にしたようなアニメでした。
現実味を帯びているかはこの際置いておくとして、各キャラに
悶えさせてくれる魅力があり、それをストレスなく存分に享受できる
作り込みには他の萌えアニメが頑張っても辿り着けない境地だと思います。
加えて二期となった今シリーズでは卒業という行事を意識させつつ
キャラクターたちの今後や、一期にはなかった「哀」の
部分を強調することにより、物語に深みが増して一層面白くなったと思います。
二クールということで、途中でダレてしまうことも懸念されていましたが
そんな心配も何処吹く風。毎回高いクオリティを維持して楽しませてくれました。
〈祝福のカンパネラ〉
話的にも女の子的にも普通を地でいくアニメでした。
綺麗にまとめる事には成功しているけど女の子との
関係性を重視したいのか、世界の理を重視したいのかが曖昧だったな。
つまりもっと双子とのエピソードをやりまくれってことですよ。
〈世紀末オカルト学院〉
実は私が全話の所感をちゃんと記事にしたアニメはこれが初めてだったりします。
それほどに毎回飽きさせない作り、キャラクターの濃い味付けや、適度な笑いの要素
クセのある表情、先が読めない展開などなど楽しませてくれた作品でした。
それが本当に最後の最後まで続くとは…。
すっごく泣けるだとか、滅茶苦茶笑えるって一つどころに特化した作品ではなく
色々な感情を引き出してくれる、非常に総合力が高いアニメだったなと思います。
これは面白い。まさしく「アニメノチカラ」でした。
〈戦国BASARA 弐 (2期)〉
前田慶治の友情ごっこの話が物凄くいらなかった。大して泣けるわけでもないし
結局は戦うのだからあーゆうアクションに釘を刺すだけのキャラをメインに
据えてほしくなかったです。
このアニメの一番の魅力はド派手で常識を覆す戦闘シーンだと思っているので
その要素を全く持たない(戦わない)彼の出番が多いことは
面白くなくなることに直結するんですよ。
大ボスが理由もなくあっさり死ぬのは百歩譲っていいとしても、
慶治というアンチ戦争要素はなんで入れてるのか分からないなあ。
〈RAINBOW 二舎六房の七人〉
最終回ではマリオが右手を治し、アンチャンの夢を受け継いで世界チャンプを
目指すーという、美談が語られる申し分のないラスト。
ええ、本当に優等生な構成です。ただ、しっかり作られすぎていて意外性が
少なく面白みがないのも事実。
それでも、少年院編から石原との決着をつけるまでは物語として一本筋が
通っていたので物語を楽しめることができたのですが
それとは関係のない仲間関連の話はこういっちゃなんですが、
心が動くことはあまりなかったな。
結局のところ、時代の流れと大人たちに虐げられる少年たちの
憤りを描く事が前提なので、まず一筋縄では成功しないんですよね。
その繰り返しになっちゃうものだから、ここではうまくいかなくて、
最後の一線で首の皮一枚でなんとか生計を立てていくってのが
規定路線として分かってしまう。いわばマンネリ。
正直1クールで終わらしたほうが作品としてのクオリティは高かったと思います。
物語に色々とケジメはつけてましたけど、2クール目は蛇足感が否めなかったなあ。
〈あにゃまる探偵 キルミンずぅ〉
4クールという長丁場でしたが、その長さを十分に使いこなしている伏線の張り方や
回収具合には子供向けとは思えない巧妙な構成力を感じさせてくれました。
ここでこれを使ってくるのなーって、昨今の1クール2クールで終わってしまう作品では
やりたくてもできない遠大な仕掛けには恐れ入ったところが多かった。
そして作品の空気がどこか間抜けでキャラクター自身は真面目にやっているのに、
力が入り過ぎないテイストに抑えてある独特の雰囲気が
キャラクター全員に愛着をもたせてくれる土台を造ってくれたと思います。
平和なアニメってのはこーゆーもんなんだなと。
事実、変身をするアニメなのにまともにバトルをやる事は少なかった。
最後の最後でハルカママが言った、人と動物が分かりあうこと、
それに言葉なんて必要じゃない、人と動物はそんなものがなくても昔は
分かり合えていたってメッセージがフタツギのように固定観念に縛られている
現代人の常識に問題を投げかけているかもしれません。
イメージで伝える…か、ちょっと動物に対して優しい気持ちになれそうだ。
笑いを与えてくれるのではなく、見ていると
自然と顔がほころび優しい笑顔にさせてくれる。そんな作品でした。
子供向けと一笑に付すのではなくて、ちゃんと見てみると
どんどんきるみんワールドにハマっていくと思います。
〈オオカミさんと七人の仲間たち〉
原作の制約と監督の作風が全く合致していなかったとしか思えません。
せめて羊飼関連を前面削除して、ラブコメ要素を多くしていれば…。
絵は可愛かったし、素材も悪くなかったのですが
結局のところ何をしたいのかはっきりしないまま終わってしまいました。
技術の無駄遣いですね。悪い意味で。
〈裏切りは僕の名前を知っている〉
バトルがお飾り、お話もつまらないときたらキャラクター性で勝負するしかないと
思うのですが、果たしてこんなペラッペラな描写で女性層は
食いつくものなんでしょうか。
面長な顔立ちと人気声優使ったらどうにかなるー、ものなのかねえ。
願わくば女性たちの評価も私と同じように
場末の三流萌えアニメと同列のものであると信じたいです。
〈ストライクウィッチーズ2 (2期)〉
1期の内容をかなり踏襲しつつ、バトル要素は控えめでキャラクターの
萌え要素を引っ張り出す事に注力していたシリーズとなりました。
ただネウロイの存在がただのお邪魔虫に格下げされ、
戦いの緊張感が下がってしまったのは残念でしたね。
いっそ各キャラクターのエピソードが詰まったオムニバスものだと
思ってしまうのがいいかもしれません。
萌えと熱さの両立はかくも難しいものなんだなぁ。
〈セキレイ Pure Engagement (2期)〉
主にオッパイがバインバインな女の子たちが使命をかけて戦う素直な
バトルアニメで、戦う事に悩むよりもまずは戦えって単純さが
ストレスを感じることなく見ることができた要因。
新しいセキレイの登場、風花、焔の加入、ウズメの死など
やることやってましたが、最後の〆でビルが勝手に崩壊して
カラスバがなんとなく登場ってのはどうも盛り上がりに欠けた感が。
1期のが目標と障害が合致してて、燃えた気がする。
〈学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD〉
日常生活がゾンビに破壊され世界が終わってしまう。
しかも国家が転覆するほどの容赦のない勢いで。
今期のアニメの中ではかなり設定のインパクトが強かった作品で、
毎回アクションにエロスに楽しませてもらいました。
能天気ともとれるエンターテイメント要素と
絶望的な事態に真実味を帯びさせてくる世界情勢パートで、
これからどんな風に話が展開していくんだろうと退屈させない作り。
銃火器や兵器などの科学的な分野のディティールの細かさも
マニアックで楽しかったな。
まー、こんな尻切れトンボな終わり方だし原作のストックもまだあるようなので
2期は確定的だなーって勝手に思ってます。エロいしパッケージも売れるでしょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
そんなかんじ。