
空中ブランコ 第06話の所感です。
サイケデリックな色彩や実写映像をキャラクターと重ね合わせたり、
伊良部先生の突飛な行動など、前言ったとおり見た目はかなりサブカルな
印象を受ける作品ですが、ここまで見てきて思い至ったのは
やってること自体は結構堅実で地味な精神医療ものということでしょうか。
大層な受け皿を作るまでもなかったです

もっと突拍子もない現実感の希薄な解決方法を連発してくるかと思いきや
蓋を開けてみたら、治らなかったらそれでいいじゃない?とか
多少ご都合主義的ではあるものの患者が自分で新しい方向性を見出していく、
真っ当な結末を迎える話ばかり。
演出以外は固有の設定もないし1話完結モノなので、気軽にちょっといい話を見るなら
最適のアニメだと思います。
なにげに毎話同じ時間軸で違う主人公を取り上げているので、
いわゆる「ザッピング」的な楽しみ方もできるよう細工がしてあるのも
小粋でいい演出です。
6話は携帯依存症のお話でしたが、携帯ではないにしろ人間
何かしらに依存して生きているのは否定できないんじゃないでしょうか。
程度の差こそあれ皆さんも思い当たる節があるのでは?
例えば私だったら、アニメや、このサイト更新作業そのものに依存して生活している…
のかもしれません。果たしてこれを病というのかどうかは知りませんが。
まあ、医者が名前つけりゃ全部病になるから別に気にしてもしょうがないかな(笑
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