あれ、もう最終決戦?って位いつの間にかの事態に困惑気味の冒頭。
キャラの掘り下げばかりやっていて、ネウロイとの関係性や戦況がどうだってのは
一切描写されていなかったものなあ。1期に比べると盛り上がりには少々欠けますが
キャラクターそのものを描くことに重点を置いた構成なんでしょうね。
今回も幕僚本部にないがしろな扱いをされるウィッチーズ。本部はネウロイが
相当に好きなんですねえ。思うにこの世界の男たちはうら若き女性たちばかりが
最前線に立つ今の状況をよしとしない考えがあるんでしょうな。
その気持ちが彼女たちを守りたいのか、自分たちのメンツを守りたいからなのかは
人それぞれなんでしょうが。
ヤマトの艦長は前者だと思いたいですね。
トゥルーデの提案。最後だからといって全員一緒に風呂に入ることはないだろって
思ったけど尺の都合とサービスシーンの両立ですね分かります。

で、今回の目玉はなんと言っても坂本さんです。烈風丸が魔力を強制的に
吸い上げる妖刀というのをヨシカがレイプ目をもって証明してくれました。
2期の間、訓練の時でさえこの刀を振るっていた坂本さんの消耗ぶりと
こんな無茶な武器を使う決意を想うと心にグッとくるものがありますね。
そしてきたるべき魔法力の枯渇。最後までみんなと一緒に戦いたい、
自分だけが取り残される焦燥感、寂しさ、無力感など色々な感情が詰まった
彼女の涙は私の胸に刺さるものでした。
慟哭しながら「私も11人の中にいさせてくれえ」と叫ぶシーンは泣く。てか泣いた。
3、4回見返しても涙が出てきました。これまで誰にも弱音は言わず気丈だった
坂本さんが初めて見せた涙に心動かされないはずがないです。
ミーナ隊長もいい女房役。しっかりと受け止めてくれる彼女がいたからこそ、
本音を言えたんでしょうね。
坂本さんを守ろうと決意を固めるヨシカでしたけど、微妙に空気を読み違えている
感がありますよね。いい子なんだけど坂本さんは一方的に守られるより
一緒に戦ってくれることを望むと思うんだわ。
1期の頃から変におせっかいな所があるから、らしいっちゃらしいんですけどね。

んでまあ最終決戦。ウィッチーズは余裕で戦ってるのでいまいち
緊張感に欠けますね。てか坂本さんだけ全く戦っている描写がないのに
心臓病の時の悟空みたいになってる。勝手にピンチモードとか。
もう飛ぶだけで精一杯なのか。
ヤマトのネウロイ化のシーンは音楽も相まって胸に滾るものを感じました。
戦艦が威風堂々と戦う姿はいいもんですね。まあ、案の定かませ犬でしたが(笑
でもこれで最終回のお膳立ては完璧に揃いましたね。
動かないネウロイ機関と主砲
甲板に突き刺さった烈風丸
魔法力がないのに突入する坂本さん
ヨシカの掌にできた烈風丸の跡
これらから導き出される答えは…来週が熱い展開になるってことですな!
確信をもってそう言えます。楽しみですなあ。
にしても、もっさんはほんと死にたがりよね。
戦えないなら命果てるまでって1期ラストでヨシカに止めらてたじゃないですか。
いつもギリギリで生きてるなぁ。