上のはジョーイの最後の掛け声がそう聞こえただけです。お気になさらず。
で、最終回となりましたヒーローマン。最終エピソードのテーマは
戦いそのものよりも、ヒーロー像とはどうあるべきかという信念のような
ものが語られてましたね。
本来なら手がデカくなったジョーイがそのままゴゴールに止めをさせそうな流れ
でしたけど、あえてそれをさせなかった。一刻も早く平和を取り戻すのなら
ジョーイの身がどうなったとしても、そのままさせるはずなのに、
何を考えているか分からないヒーローマンを
いきなり復活させてまで止めた理由。それは何故か。

ただ闇雲にセンチメンタリズムに酔った自己犠牲はヒーローではない。
ヒーローとは守るもの全てを幸せにする者。それには自分自身の恋人や家族も
含まれている。自分が死んでしまったら自分が本当に守りたかった人々を
悲しませてしまう結果が待っている。
ただ守るだけなら三流。全ての人々を笑顔にして、ヒーローたれ。
というのがこのアニメでのヒーロー論だと受け取りました。
地球が終わろうって危機になんという無理難題を押し付けるんだと
理屈で考えればそうなりますが、ヒーローですもの。
そんなものは超越してくれなくちゃ困るってことですね。
一人で出来ないなら仲間の助けを借りてでも、無理を押し通せという
かなりスパルタで自分勝手な物言いでしたが、納得は出来ました。
だってヒーローだもの。そう振舞ってほしいものね。

んな感じで終わりましたけど、総括としてゴゴール率いる宇宙人を撃退したとき
既にこのアニメは終わっていて、あとは蛇足だったと正直思います。
だって未知の宇宙人の襲来から地球を守ったヒーローが国に追われ、
マッドサイエンティストに苦戦し、挙句の果てに復活怪人がラスボスとか
進むにつれて物語がスケールダウンしてどうするんだってことですよ。
ワクワク感が全然足りない。
なんかもっと派手にお話が動くことを期待していたのに、こじんまりと
まとまってしまったのが残念です。
ヒーローマンとは結局何だったのか、ゴゴールが黒い玉を各地に飛ばした理由は?
とか遣り残したことはあるものの、メインシナリオがこの体たらくじゃ
明かされたとしても面白さにそう違いはなかったでしょう。
最初は期待していただけに、悲しいです。
ミナミをラストカットにもってくるとか、
そこは宇宙からの新たな侵略者にしろっての!
まさに作画力の無駄遣い。ランクはBでお願いします。
あ、ところでアニキはどこいったのかしら?
ランクの説明は
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