
DARKER THAN BLACK -流星の双子- 第12話(最終回)の所感です。
この作品らしい終わり方と言えなくもないですが、
ちょっとモニュモニュする最後でしたね。
まあ、DARKER THAN BLACKという大枠の中の流星の双子という
エピソードという括りで見れば、完璧に終わってはいるのですが。
シオンが企てていた計画というのは、死んでしまったスオウに
幸せに暮らしていける世界を用意してあげること。
という解釈でよろしいですよね?
お姉ちゃんがほんと好きだったんですねぇ。コピーされた地球に
彼の姿はなかったから自分のコピーだけは作れないのかな。
いずれにせよ、物悲しい結末でした。
最後のスオウのモノローグで何かが物足りないというくだりがあったので
てっきりシオンのことだと思ったら、ヘイのことみたいで
肩透かしをくらいましたが(笑

流星核を壊された時のスオウのように
記憶をだんだんと忘れていくというギミックは使い古されていますが、
私的にメモリー関連が走馬灯のように流れる演出がどストライクなので
くるものがありましたねぇ。ヘイも最後は優しいし。
余談ですが、この嗜好はカウボーイビバップの「スピークライクアチャイルド」
トライガンの「今は、さよなら」で培われたものだと思ってます。
気になったら見てみてください。
あと驚きだったのはジュライのいい子っぷり。あんなん愛着が湧かないほうが
どうかしてる。スオウと一緒に行くと言ったときには
すげー頭撫でてあげたい衝動に駆られました。
キス魔のお姉さんもそうですけど、ほんとキャラクターの個性の出し方が
うまい作品ですよねぇ。記憶に残るもの。

では、総括。
前述のとおり、これから起こりうる災厄とかヘイとインのことが
全く触れられないまま終わったので
ん?と思うところが大きいですけど、流星の双子として判断するのなら
十分に楽しめる作品でした。
そこかしこに伏線が散りばめられているので
1話から見返すなど噛めば噛むほど味が出てくるとかと。
細かいことは気にせず、スオウとジュライ可愛い!という目的で
見るのも全然OKだと思いますけどね。
まー、Aランクでしょう。3期あるのかなぁ。
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DARKER THAN BLACK -流星の双子- 第08話の所感です。
みんなの穀潰し黒さんが帰ってきました。
やっぱ黒さんは酒よりこっちのほうがよく似合う。
能力使わなくても食ってるってことはやっぱり代価じゃなかったのね(笑
まあ、今回は蘇芳とターニャ、決着のお話でした。悲しい結末です。
サバサバした人の命のやり取りが行われるのは
このアニメの特徴の1つだと思いますが、事が起こった後にも
くよくよ泣きもせず切り替えて寒い!って感情がくるのは
ある程度抑制されている契約者だからこそなのかな。
それともこのアニメの演出ポリシーに則ったものなのかも?
ラストはターニャに対しての行動に大人の黒さんの気遣った言葉が
親友をなくした幼いスオウには頭の中で整理しきれず、
飛び出してしまったというところでしょうか。
あれ、やっぱ感情ありまくりじゃない。

この世界の住人の、「契約者には感情が全くなく、合理的に行動する」という通念のせいで
自殺する者や蘇芳のような子、最後のターニャのように一瞬記憶と共に感情を取り戻す子が
異常だという節が物語の端々にありますが、1期を見ていた視聴者たちには
こんな通念はとっくになくなってますよね。
それとも1期の感情豊かな契約者たちが既に異常だった?
契約者の革新といったテーマも今後語られるかもしれません。
未来の記憶やら、シオンの暗躍やら、銀ちゃんの謎やら
黒さんの能力復活はなるかやら、まだまだ気になる要素は尽きないです。
1クールで終るって書き込み見たけど本当かしら。
ここまで詰め込むと、分割2クールの可能性大です。
しかも来週は場違いな探偵コンビが来るし。
この作品でコメディカットがあるとなんか妙に安心するからいいですけどねー。
ああ、気になったのはミサキさんの水着の胸のとこがプールから上がる一瞬だけ
Nでなくリボンだったところ。作画ミスなのかサービス?なのかは微妙なところですね(笑
でもほんと、ターニャの能力は視聴者への攻撃力が大きかったなぁ。キモかった。

DARKER THAN BLACK -流星の双子- 第04話の所感です。

1期の時とは打って変わってスオウちゃんを育てながら東京まで旅する
ロードムービー的な展開になるのかしら。
素人の女の子をエージェントとして育成していく一級の殺し屋って聞くと
私が見た数少ない洋画の1つ「レオン」を思い出しますね。
最初は反目し合った2人が徐々に打ち解けていく、そんな展開になるんだろう、
なってくれと思います。いまは最高に仲悪いですけどね(笑
親父さんを殺したってのを弁解しないのは、スオウの心を復讐で
縛ることで不安定にさせないためかな。
と、口下手なヘイさんの行動を察してみたり。
能力者バトルアニメってことで、さすがにバトル作画は目を見張るほど動きますね。
ワイヤーアクションもさることながら、人の体が存分に動いているのを見せられると
バトルに説得力がでます。だって見て楽しかったらいらないなんて思わないでしょ?
あと能力者だからって少年漫画みたいになんとかの能力!とか名乗らないで
息を吸うように使ってきます。そこがまた戦いのテンポを妨げないのでいいですね。
能力の代償システムのおかげで、凄惨なことが行われているのに
私の心が緩んでしまうのは以前書いたとおり。
マジックの種明かしをしなくちゃいけないってのはいいキャラだったなぁ
すぐに退場させるにはもったいないキャラ多すぎです。

ジュライ君がよく分からん流れで仲間になったり、背景を知っていないと取り残される
勢い任せな点も相変らずですが、色々な組織や立場の人間が入り乱れて
場面展開がなされてもテンポのよさのせいか
はたまた各陣営に魅力的なキャラが多いせいか不快じゃないです。
そうなってたのねとすんなりと受け入れることができる構成なんで
退屈はいまのとこどんなシーンでもしてないですね。
インちゃんがなかなか出てこないし、ヘイさんも意味深なこと言ってるしで
謎は深まるばかり。続きが楽しみですわ。
ガッチガチのシリアスな話なのに、どこか間の抜けた3枚目をきどるアニメ。
手堅い作品です。

DARKER THAN BLACK―流星の双子― 第01話の所感です。

2期ものですねー。空が偽者だったり、契約者になると感情がなくなるとか
そういやそんな設定があったなぁと、自然と思い出させてくれる上手い構成でした。
いきなりラブコメでも始まるのかという展開でしたが、そこはダーカーザンブラック
なにそれおいしいの?と言わんばかりの、容赦のない落ちがついてましたね。
後半は緊迫したシーンの連続で相変らず人がわりと死ぬハードなストーリーですが、
キャラクター同士のどこか間抜けなやり取りがよい意味でエンターテイメントしていて
心地よかったです。バランスって大事ですよね。
旧作のキャラクターも出始めればテンションが上がること間違いなしなので
その辺も楽しみです。銀ちゃんはどういう形で出るのかなぁ。
そういや、花澤さんてこれでもヒロインなんですね、ノリにのってるなぁ。