








人間に害をなす悪魔とそれを駆逐するエクソシストが存在する世界の話。
教会(エクソシストたちの)で育てられてきた昔から粗暴が悪く、
社会不適合者だった主人公(リン)。実は大悪魔と人間の合いの子で、
その力が発現しないように大事に育てられてきたのでした。
ですが16になり、ふとしたことで悪魔の力が表に出てしまうことで、
力を狙う悪魔からも悪魔を憎むエクソシストからも狙われてしまうことに。
育ての親を殺され、自分に好き勝手した大悪魔の復讐、
なにより自分の力でこれからを打開していくために、リンは悪魔の身でありながら
エクソシストを目指す、といった流れ。
この作品の特徴は何と言ってもリンと双子の弟(ユキオ)の絡みでしょうね。
昔から守ってやっていた存在が実はエクソシストの先輩という顔をもっていて
裏の世界では立場が逆転してしまう。
でも性格自体が変わることはないから、守ったり守られたりの関係は変わらずで
お互いを補いあう兄と弟の絆で色々と妄想できそうな感じ。腐の方々の好物そうですな。
あとはリンの性格がとにかく自分勝手でやり放題でむかついた。
正義のために動いてるとこはまだいいんですけど、育ての親を罵ったり
教壇に立った弟にいきなり掴みかかったり、周囲を顧みない行動が目に付くのがね。
スーパーでは普通にダメダメな子だったし、サタンの子だから
社会に適合できないっていう面を演出してるってことかな。
そうなると上手い。負の感情であるとはいえ、こうまで印象つける主人公ってのは
なかなかだと思います。
兄貴に銃を向けるなとか、時々正論を言うのがまたなんともね(笑
まあ、4話で徐々に「親父の時にはああしとけばよかった」的な後悔の気持ちも
描写されてきたので、エクソシストとしても、人間としても成長していく
リンのお話って捉えて間違いはないかな。
面白くなるかどうかはリンの行動次第。勧善懲悪なだけの話だとネタ切れだし、
どう変化球を投げてくるかを期待することにします。
この時間帯で兄と弟っていうとすぐにハガレンが想起されますが、
果たしてかの名作を超えることはできるでしょうかねぇ。
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