
生徒会の一存 第12話(最終回)の所感です。
前回のマフユちゃんの告白は案の定釣りでした。
各話に散りばめられていたエピソードをひとつにまとめて
杉崎が生徒会になぜ入ったか、そしてどんな気持ちをみんなに抱いていたのかを
語って青春コメディっぽくしめた最終回で、とても好感を覚えました。
読後感はよいアニメだったと思います。

ただ、それに至るまでの道程があまりにも適当で、素直に受け取れないのが
本当のところ。春、夏、秋、冬と各ヒロインに励まされて、
たぶんいじめられっ子だった杉崎が立ち直り、生徒会に入るってのが
裏に流れているストーリーなのでしょうが、それをやるには各キャラクターの重みも
掘り下げも全くなっちゃいなかった。過程がなくて結果だけ見せられてもなぁ。
パロディネタやギャグと青春ネタを同居させるには、もうちょっと構成を変えたほうが
よかったと思います。これじゃあ、とってつけていい話に見せている、という
受け止め方しかできません。

で、総評ですが生徒会面々の普段のやり取りも含めてほのぼのとしてて、和やかに
笑えるなぁと思う人にはいいアニメに映っていると思います。
私はこの日常部分がつまらなくてどうに馴染めませんでした。
そんなもんだから、シリアスパートなんて言わずもがな。
こんな中途半端なことするなら、ギャグに徹するならそうしろよ!という
気持ちしか湧いてこなかった。アカちゃんの個性と最終回だけ見れば、
よいアニメかもしれませんがねぇ…
2期をほのめかす発言はこの作品に限っては脅威にしか感じませんでした。
Cランクです。
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生徒会の一存 第04話の所感です。

このアニメのギャグは何らかの作品のパロディ、主人公の妄想、赤ちゃんいじり
に大別されますが、そのいずれもが低次元の笑いとなっており
無表情になること請け合いです。
特に主人公が一人語りを始めて面白いことを言うぞ…というシーンと
ちづるさんのドSボケのシーンはため息がつくほどつまらない。
体調が悪くなりそうでした。
互いが台詞をただまくし立てるだけで間というものが
考えられていない演出も寒さを手伝っているのでしょうが。
4話まで見てきて本当に笑えたのはラノベ風設定の段階を踏んだあとの
エコーオブデス兄さんのくだりだけですかね。あれは上手かった。
そんなギャグ一辺倒の作品かと思いきや、各話に挿入される
人情話にしたいけど、そうなっていない謎のやり取りが
作品をさらにわけの分からないものに仕上げています。
いい事を言っている風だけれど、筋がとおっていない。
生徒会の仕事を全て押し付けて帰る彼女たちと
それをよしとする主人公に私は嫌悪感こそあれ、好意を抱くことはありません。
みんな一緒のメンバーなのに、「仲間」であるという描写が希薄すぎます。
キャラクターを好きになれば評価も違ってくるのでしょうが
前述の理由から、私は好きになれそうもありません。
人情話なんてこのアニメに誰も求めていないのだから、
せめてエロとかパロディとか1つのベクトルに振り切って
お話を構成してもらいたいものです。
生徒会の一存 第01話の所感です。

こりゃまたピーキーなお話のテレビアニメが出来たもんです。
内容は最近のオタクの雑談をそのまま脚本にあげたような他アニメのパロディに
塗れたものでした。それを話すのが生徒会の面々といった風。
見ていると苦虫を噛み潰したような表情になってしまうのは私だけでしょうか。
主人公もエロゲでよくある、童貞だけど、女の子をからかうのはお手の物で
思いやりのある奴っていうテンプレートだしなぁ。
まー、あとのお話を何で繋いでいくのかが逆に楽しみです。
1話みたいに間違った感動?系のエピソードに終始したらと思うとゾッとしませんが。
あれはどう考えても先に帰る女の子たちに悪い印象を持ってしまいますよ。
それで「こんな生徒会が好きなんだろ」って。男のプライドを尊重してあげたったことかな。
どうにも腑に落ちません。