カオスとの戦いも終わり、いつもの日常に戻ったトモキたち。
なんでトモキの夢と天上人の世界が繋がっていたのかとか、エンジェロイドが
作られている理由、地上人と瓜二つの人間が天上のカプセルに収められている謎など
色々明らかにされていない伏線が多々ありますが、
どうやらこのアニメのスタッフたちはシリアスなストーリーラインを極力抑える方向の
作品作りを心がけているようで。冒頭のトモキの台詞「そんなのどうでもいいよ」が
その姿勢を如実に表しているなあと思いました。

エピソードの大半がトモキのバカエロネタで占められているこの作品で
エンジェロイド関連のお話は何事かと思うくらい重いテーマなので、
そうしたい気持ちも分からんでもないですね。
8話の盛り上がりのようなちゃんとしたものを作れる地力のあるスタッフでも
この作品でやりたいことはあくまで別にあるって感じ。
なので私はシリアスパートの役割をあくまでイカロスをはじめとした
ヒロインたちの感情表現を盛り上げるためのスパイスってことで
受け取ることにしてます。

こう毎回バカやられちゃ真面目にストーリーを気にするのも
まさしくバカらしいってことで（笑
ハーレムものの王道、乱入してきた女の子は例え殺し合いをした敵同士であっても
速攻でデレるを踏襲しチート性能っぽいカオスが既に落ちてましたね。
平和なことはいいことだ。
尺の都合と天使3人がメインとなっているので、出番は少なかったですが
今後の活躍が見込まれる人材です。愛生さんですし。

と、こんなところで。1期のパンツ鳥みたいな話題を掻っ攫うことはなかったにせよ
エロバカさとそれを支える堅実な作画で楽しませてもらいました。
トモキが局部をさらけ出しても、もはや普通となってしまったのが
敗因といっちゃ敗因か（笑　慣れって恐ろしい。

安定して楽しめるAランクのドタバタエロコメです。
劇場版は果たしてどうなることやら…


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イカロス、ニンフ、アストレア。3人のエンジェロイドの三者三様の魂の叫びが
聞ける最高に盛り上がった回でした。

精神的な虐めを受けるのが板につきすぎているニンフ。
一生懸命笑うけど、ともすれば壊れそうな危うさと儚さが彼女の魅力ですね。
そんな欝をぶっ壊す劇場版ジャイアン並にイケメン補正のかかったトモキが
カッコ良すぎた。普段最低なことしてるから、あとは上がるだけだもんな（笑

二期で登場したアストレア。これまで重ねてきたトモキとの日々、
そして最後の後押しとなったエンジェロイドを一人の人間として扱ってくれる強い言葉。
気持ちいい名乗りで寝返ってくれましたねえ。つかあの鎖自分で引きちぎれるのね。
ニンフの時は爆弾があったんだっけ。ほんと被虐属性が強すぎる（笑

そしてイカロス。ニンフとトモキがいい感じになってたので、このまま
こっちの話やるかと思ったらまさかの感情の発露。
一期から溜めていた分、破壊力は壮絶なものでした。
感情を処理できない故の哀しさやどうしようもないもどかしさ。
とびきりの乙女心をかましてくれましたよ。それが決死の戦いの中ときちゃあ
私の魂が揺さぶられないわけがないです。
深海に突っ込んで玉砕しながらも初めて表情が変わるあのシーンは絵面的にも話的にも
間違いなくクライマックス。いやぁ、いいもん見たなあ。

3人の感情の動きと共に、緊迫したバトルシーンも目に楽しく熱い。
ネタ抜きで面白い良回でした。侮れない作品だわ。
敵のエンジェロイドがこのまま海に沈んだままとは思えないので、
再戦するのでしょうがそれは最終回までおあづけかな。
後盛り上がる要素はトモキがニンフのマスターになるくらいだけどー
ここまで引っ張ってるんだから期待は高まりますね。


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初登場以来、智樹の命を狙いつつも着実にレギュラーメンバーとの親交を
深めていったアストレア。今回にいたっては即制服を着せられるなど
敵として認識されておらず、全く警戒されていない様子。
これまでのエピソードで基本的に疑うことを知らない純粋な子だから、
悪いことはできないってみんな分かったんでしょうね。
ダメ押しは間違いなくプロレスの回でしょうが（笑

Aパートはいつものお馬鹿なノリに任せたこの作品らしい突発企画。
学校中の女子に変態と罵られようとも、エロに対しての探求を怠らない
智樹のメンタルの強さは本物。
で、本命はBパートの智樹とアストレアがサシで遊んで仲良くなるシーン。
同じ視点で全力で遊ぶうちに自然と打ち解けていくとこが、
アストレアらしくてほっこりしたなあ。無邪気に遊んでいる様子が可愛い。
段々と仲良くなるこの感じ。いいですねぇ。

はじめから馬鹿でここまでは敵、こっからは味方みたいな明確な線引きが
難しい子でしたけど、同じ釜の飯を食ったことだしこれで仲間確定でしょう。
ニンフの時もそうでしたけど、鎖があっても絶ち切ってやるくらいは
みんな思ってそう。

Cパートでやっとこさ物語の核心、ダイダロス登場。
どうやら生みの親のようですが、なんでエンジェロイドを託す先が
智樹なのかが謎のまま。やる時はやるけど基本エロの化身なのにねぇ。
案外面白そうだからって理由かもしれない（笑

そいや、劇場版決定みたいです。この内容で長尺は厳しい気がするけど…


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1話ラストに出てきた金髪のエンジェロイド（アストレア）が本格的に
動いた回だったわけですが、イカロスとニンフがトモキをすぐには
助けにいかない理由がすぐに分かりました。
いくらなんでも馬鹿すぎる（笑
トモキの隙をつこうと禅寺の修行に付き合ったり、エロ本になったり、
毒を盛ろうとするなど、散々策を弄して上手くいかないとこもそうですが
一番馬鹿なのは、普通の人間相手にこんな絡め手を使っていること。
イカロスより近接戦闘が強いなら一撃で仕留められるだろ（笑
でも馬鹿って理由だけで、全ての行動に合点がいっちゃうなあ。
だって馬鹿だもんなあ。

一方トモキもエンジェロイドに欲情をしないように、
精神を鍛えにきているわけですが。
勃起を笑いのネタにしてくるアニメはこれと、P&Sくらししかやらんだろうな。
「呼んだ？」じゃねえっつうの（笑
挙句の果てには1話から連続出場である爺ちゃんの「いいんじゃね」。
笑うわこんなもん。そして違う意味で悟りを開くトモキのエロ六道輪廻。
馬鹿なアストレアには明るいエロがほんとよく似合う。
こりゃあ80年代のノリだわ。

と、新キャラに押され気味でしたがニンフのデレっぷりや
イカロスの健気さもちゃんと配分されてて、エロと萌えと馬鹿らしさが
全て補給できるよい回でした。
エンディングのエロ本祭りは少々狙いすぎた感があって、
笑い的には外していましたが、まあ悪く無い出来です。

そしてエロ馬鹿な主役の代わりにストーリーを進めてくれるメガネによって
明かされる、アストレアが来た意味。
夢とシナプスの中枢が繋がるという点や、丘に植えられている木と
成分が一致した点など最小限の時間で進めてますね。
ここらへんの構成割合は一期そのままでいい感じです。

このシリーズでトモキがアストレアのマスターになるのかねえ。
そんなとこも気になる。

空飛ぶパンツというアニメ史に残るおバカ映像を創り上げたアニメの第二期。
トモキの生理現象から始まる股間攻撃、無駄に精巧に描写された
トモキの乳首に目を奪われる一期OPのセルフパロと冒頭からバカ具合が
フルスロットル。
それぞれの夢にダイブするってエピソードでしたが
そはらのが特に酷過ぎる（笑　あの体にこんな欲望が渦巻いていたとは。
トモキに言ったら即叶えてくれそうだけど、それが出来ないのが理性の壁か。

このままのノリで1話はいくのかなーって思ってましたけど、
お空の大陸の伏線をバリバリに張って堅苦しい流れをもってきて意外だた。
このシリーズで1期から張ってきたトモキの夢の謎にも
決着をつけるつもりなのかな。
イカロスがずっと寂しげだったのも気になる。
そはらとの写真を見て、何を憂いているのだろう。

あとメガネが過去を思い出した事と今回の夢での出来事が
関係あるっぽい？果たしてどんな話にもっていくのか。
今後より一層シリアスなシーンと、馬鹿なシーンの落差が激しい
アニメになると思いますが、この作品本来の、そして唯一無二な馬鹿という
持ち味をなくさないで展開していただけたらと思います。

まあ1期を見る限り、そこらへんのさじ加減を分かっているスタッフなので
杞憂でしょうけどね。
最後に出てきた天使は刺客っぽいけど、次回のタイトル的に
バカ娘っぽいので楽しみ。